私も昔犬に噛まれた経験がありますが、その時は生垣のある家の側を通っている時でした。
突然庭から犬が飛び出してきてふくらはぎを思いっきり噛まれてしまいました。
厚手のズボンだったので傷口はありませんでしたが、内出血して歯の跡のアザが長く残りました。
他の方の噛まれた話を聞いても同じようなケースが多くあり、
家の敷地に入らなくても近づいて来た不審者に対して犬は噛みつく事があるのだと理解しました。
また、不思議なのは意外と飼い主がそばにいるときに他人に噛みつく例が多い事です。
私の場合も過去に何回か噛みつかれそうになった経験がありますが、いずれも飼い主が見ている前で噛みついてきた記憶があります。
こう考えてみますと人間が設定した敷地という概念と犬のテリトリーは全く一致していないのではないかと思います。
他人の敷地に侵入したら犬に吠えられても噛まれても仕方ありませんが、敷地でない公道を歩いている時でも犬を怒らせてしまう場合がある事を注意しておきたいですね。
噛まれてわかる被害者の気持ち
さて、こちらに非がないのに犬に噛まれる場合もあるならば、噛まれた場合には誰に責任をとってもらえばいいのでしょう。
もちろん飼い主さんが放していたのが悪いのであれば飼い主に保障してもらう必要もあるのではないかとおもいます。
多くの飼い主は犬が噛んだとき犬を叱りますが、肝心の被害者に対して無愛想な事が多いように感じます。
何もいわず犬といっしょに家に入って出てこないといった例もあれば、噛まれるようないたずらでもしたんじゃないかといった不審な目で見る飼い主も多いようです。
噛まれた本人としては犬は初めからこのような状況を予測して噛んできたのではないかと疑いたくもなります。
飼い主の賠償責任
一般的な社会常識としても法律の面からも犬を飼う以上、飼い主は犬の行動に全責任を負うようにしましょう。
特に他人を噛んだりする危害の恐れのある犬はリードをつけるなどの予防措置を怠ってはいけません。
また不慮の事故に備えて賠償保障付きペット保険などに加入する事をおすすめします。
このようなペットの噛みつき事故は最悪の場合、犬の殺処分も有り得るという事を念頭においておきましょう。
犬の噛みつき事故は自分だけの問題ではありません。
今後も噛みつく問題が多くなれば法的に飼い主の規制も強化されるかも知れません。
今は簡単に入手できる犬でも、将来は飼育の許可制となり面倒な手続きを行わなくては認可が下りないといったケースもでてきそうです。
もちろん飼育環境の規制だけではなく、噛みつき事故の罰則なども厳しく規定されるかもしれません。
被害者の賠償も義務付けられるのは必須です。
そうなれば気楽にペットを飼うという楽しみも簡単ではなくなってしまいます。
そのような事が無いよう飼い主が自覚を持つ必要があるのです。