犬のしつけ

犬に噛まれた体験から犬の噛み癖について考えた結果!?

飼っている犬が人を噛むキッカケ!

飼っている犬が人を噛むキッカケ!

犬がどうして噛むのかここでいくつかの例をあげて考えてみましょう。

生まれて間もない子犬から育てた経験のある方であればわかると思いますが、子犬は一人ぼっちにされると寂しがって泣きます。

つまり子犬には孤独が大きなストレスとなりやすいのです。

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子犬の場合は十分なエサも必要ですが、それ以上に遊んであげるなどの世話が大切なのです。

子犬は遊びの中から相手との付き合い方や生活の方法を学びますので、人間が世話をする時は同時に学習の面を考えてあげなくてはいけません。

そうはいっても子犬の面倒を一日中見てあげれるのかといえば難しい事も多いですね。

そこは家族と協力してあげるしかありません。

しかし注意したいことは基本的な方針は共通させておく事です。

世話する人により噛んでも許してしまう人がいたりすると犬は噛み癖を直す学習ができません。

怒られる人には噛みつかないが怒らない人には噛みついてもいいのだと思ってしまいます。

特に最近は室内犬などのように飼い主が帰宅するまでは一人ぼっちという犬が増えてきますと、

遊びによって学習する機会が不足してきます。

主人だけしか知らないという犬も当然いるわけです。

このような犬が散歩で外出でもすると、安心できるのは主人だけなので他の人間が敵に思えてしまいます。

そのため恐怖心が募りちょっとしたタイミングで人を噛んだりするのです。

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  • 犬のしつけは自己流
  • 家の家具がボロボロに噛まれている
  • 窓の外に気配を感じると吠える
  • 犬のしつけは面倒だと感じている
  • 今まで、特に犬のしつけに気が回らなかった

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飼い犬に要注意

私も過去に何度か犬に噛まれそうになった経験がありますが、その多くは飼い主とともにいた犬によるものでした。

そして飼い主が制止している声もまるで聞こえていないかのようでした。

飼い主さんの方でも自分には従順なのにおかしいなという顔つきです。

うちのワンコを怒らせるようなあなたこそ何か変じゃないという様子の方もいるかもしれません。

噛みついてきた犬も悪びれた様子はなく、

飼い主の側でケロッとした顔ですから噛まれそうになった人も何か悪い事したのじゃないかと不安になるありさまです。

逃げると噛まれる

私は子供の頃から近所の野良犬と親しくしていましたので、どんな時に噛みついてくるのかそれとなく理解していました。

そのひとつは背中の毛などを急にさわると嫌がって噛もうとする場合がありました。

また、エサを食べている時に近づくと唸る犬やエサを取ろうとすると噛みつく犬もいました。

もちろん近づいていってワッと驚かすと向かってくる犬もいました。

こちらが逃げるとさらに激しく吠えて追いかけてくる犬もいました。

でも何もしないのにむこうから突然噛みついてくる事はあまりありませんでした。

ゆっくり近づいて頭を撫でると尻尾を振ってくれる犬ばかりでした。

今でこそ思うのですが大人と子供では犬の対応も違ったのかも知れないと思う時があります。

私のような子供には吠えない犬でも大人には吠えかかっているのを何度か見た事がありました。

こういった経験からいうと犬はこちらからいじめたりしない限りいきなり噛みついてくるような事は滅多に無いといって良いでしょう。

但し昨今の飼い犬の場合には犬の立場をわきまえていない犬もいるようで事情が異なると思います。

犬に噛み癖があると飼主も犬も不幸になる?

みなさんのお家の犬はペット(愛玩犬)、それとも万が一の際の番犬ですか?

犬を可愛いペットとして飼っていても、番犬として飼っていても、噛み癖があるようではお互いにハッピーとはいえません。

大切な愛犬が家族や来訪者を誰かれ構わず噛んだり、家具やソファなどを噛んで台無しにしてしまうのは困りものです。

次に、飼い犬に噛み癖があった場合、どのような問題が起こりやすいのかをまとめてみました。

犬が甘噛みする

子犬が飼主家族などを軽く噛むことを「甘噛み」といいます。

ごく軽い噛み方なので問題を感じない飼主も多いようですが、これを放置しておくと成犬になっても噛み癖がつきやすくなります。

甘噛みは犬の噛み癖の第一歩になるので注意してください。

犬が家族を噛む

犬は縄張り意識や優位性を示すために相手を噛むことがあります。

相手が飼主や家族であっても構わず、縄張りを荒らされたと感じたり、自分のほうが優位な立場だと示したいという目的で噛む場合があるのです。

日頃可愛がっている犬に噛まれると、強いショックを受ける飼主や家族は少なくありません。

小さな子供がペットの犬に噛まれてトラウマになる、奥さんが犬に噛まれて飼うのが嫌になる、飼主本人が噛まれて抵抗したために大ケガをしたというケースも見られます。

飼主のしつけに問題があったとしても、反省や後悔するだけでは済まない場合もあるので要注意です。

家具やソファを噛む

飼い犬のなかには部屋の家具やソファを噛むタイプもいます。

高価な家具を噛まれて傷だらけにされたり、大切なソファやクッションをズタズタに噛まれたというケースもあります。

一度や二度なら我慢しようと考えることもできるでしょうが、何度も繰り返されるとなると費用や手間も馬鹿になりません。

子供が大事にしている玩具を噛んで壊したり、ご主人の大切な書類を噛み破ってボロボロにしてしまったといったお金で解決できない問題が起こることもあるのです。

来訪者や通行人を噛む

愛犬が来訪者や通行人を噛んでケガをさせた場合は大きな問題になります。

家に遊びに来た友人知人、宅配業者や郵便配達員、散歩中の近所の住人、道路で遊んでいた幼い子供等々、犬に噛まれる可能性のある人は多数存在しています。

飼主が犬を見張っていようとしても、常時それを続けるのは不可能に近いでしょう。

いざ人にケガをさせてしまったら、損害賠償金を請求されたり裁判沙汰になることもあるのです。

そうなると犬だけでなく飼主の責任問題になり、トラブルに発展する可能性もあるのです。

噛みつきやすくなった現代の飼い犬

犬に噛まれない方法としては、犬そのものにできるだけ近づかない事に限ります。

しかし昨今のように公園でも道でも犬を連れた方が多くなり犬を避けるのもかなり難しくなりました。

避けようとすればかえって犬の方から寄ってこようとしているように思えるのは私だけでしょうか。

野良犬は危険か?

このように言えば私が大の犬嫌いのように思われる方もいらっしゃいますでしょうが、

全く反対で子供の頃は捨て犬を拾ってきては親を困らせた質なのです。

私が子供の頃はペットショップで犬を購入するというのは今のように一般的ではなく、

ペットショップは鳥獣店という名前がついていて小鳥や亀や金魚が売られていました。

犬が飼いたいと思えば野良犬が多くいましたので、気に入った犬を選んで連れて帰るだけでペットにできました。

但しこういった野良犬でも飼う場合には鑑札をもらい首輪につける必要がありました。

そして年に一度程度公民館などで予防接種を受ける必要があった事を覚えています。

私の記憶ではこういった野良犬から噛まれるような攻撃を受けた経験がありません。

逆に人懐こい犬が多かったように思います。近づいて撫でてあげるだけで家までついてくるような温厚な犬ばかりでした。

家の近くには林があり、そういう野良犬が数匹で生活していたような記憶もあります。

子供心にエサなどどうしているのだろうと心配などしましたが人が襲われるというような話も聞きませんでした。

私は犬をそういうものだと理解していましたが、あるとき生まれて間もない子犬におもいきり噛まれる経験をしました。

その犬は近くの学校の床下に住み着いた親子の野良犬で、しばしば親子でエサを探して近所を歩いているのを見かけた事がありました。

本来犬が大好きな質だったので子犬を捕まえて家で飼ってみようと床下の巣にもぐってみたのでした。

ところ親犬はおとなしく側で見ているのに子犬が思わぬ抵抗をみせ、抱きかかえようとする私の手を血がでるほど噛みついたのです。

捕獲作戦は大失敗に終わりました。おそらく生まれて人間に触れられた事がなかったのでしょう。

本来ならば母性本能で守ろうとする母犬の方はきっと以前人間に飼われた犬だったので攻撃してこなかったのだと思います。

飼い犬が噛みつきやすい

その後も何度か犬に噛まれたり噛まれそうになった経験がありますが、

不思議な事に飼い主の目の前で噛みついてきた飼い犬ばかりです。

それも野良とは違い血統書級の犬が多かったように思います。

飼い主も呼び返して「ダメ」といっているのに噛んでくる犬と半野性化しても人間に対して攻撃などしなかった野良犬達。

今でも不思議でなりませんがどうも犬も甘やかされて育てられるとわがままな性格になりやすいのかもしれません。

大事に育てられても噛みつく犬の話は良く聞きますし、犬のしつけや訓練などの解説書はあふれています。

もちろんそういった犬の専門知識は犬を飼う上で必要なのかも知れませんが、

飼い犬の噛み癖のような話を聞く度に問題はもっと別のところにあるような気がしてなりません。

つまり犬を飼う人間の方が犬にあまりにも干渉し過ぎるのではないかという危惧です。

犬を家族の一員として迎え入れる事は好ましい事ですが犬と人間の一線をしっかり保っておかなくては犬も犬の本分を忘れてしまいがちになるかもしれません。

昨今の室内犬の増加にともなって気難しい犬が多くなったように感じるのは私だけではないと思います。

また雑種の野良犬に比べ不健康で虚弱な犬が多くなったように思います。

犬に噛まれないために

犬をからかったりいじめたりせず普通に接していれば、

そう簡単に噛んでくる犬は少ないように思います。

但し世間知らずの甘やかされた環境で育った犬の場合は要注意という事になると思います。

飼い主と犬に噛まれた人との意見の違い

私も昔犬に噛まれた経験がありますが、その時は生垣のある家の側を通っている時でした。

突然庭から犬が飛び出してきてふくらはぎを思いっきり噛まれてしまいました。

厚手のズボンだったので傷口はありませんでしたが、内出血して歯の跡のアザが長く残りました。

他の方の噛まれた話を聞いても同じようなケースが多くあり、

家の敷地に入らなくても近づいて来た不審者に対して犬は噛みつく事があるのだと理解しました。

また、不思議なのは意外と飼い主がそばにいるときに他人に噛みつく例が多い事です。

私の場合も過去に何回か噛みつかれそうになった経験がありますが、いずれも飼い主が見ている前で噛みついてきた記憶があります。

こう考えてみますと人間が設定した敷地という概念と犬のテリトリーは全く一致していないのではないかと思います。

他人の敷地に侵入したら犬に吠えられても噛まれても仕方ありませんが、敷地でない公道を歩いている時でも犬を怒らせてしまう場合がある事を注意しておきたいですね。

噛まれてわかる被害者の気持ち

さて、こちらに非がないのに犬に噛まれる場合もあるならば、噛まれた場合には誰に責任をとってもらえばいいのでしょう。

もちろん飼い主さんが放していたのが悪いのであれば飼い主に保障してもらう必要もあるのではないかとおもいます。

多くの飼い主は犬が噛んだとき犬を叱りますが、肝心の被害者に対して無愛想な事が多いように感じます。

何もいわず犬といっしょに家に入って出てこないといった例もあれば、噛まれるようないたずらでもしたんじゃないかといった不審な目で見る飼い主も多いようです。

噛まれた本人としては犬は初めからこのような状況を予測して噛んできたのではないかと疑いたくもなります。

飼い主の賠償責任

一般的な社会常識としても法律の面からも犬を飼う以上、飼い主は犬の行動に全責任を負うようにしましょう。

特に他人を噛んだりする危害の恐れのある犬はリードをつけるなどの予防措置を怠ってはいけません。

また不慮の事故に備えて賠償保障付きペット保険などに加入する事をおすすめします。

このようなペットの噛みつき事故は最悪の場合、犬の殺処分も有り得るという事を念頭においておきましょう。

犬の噛みつき事故は自分だけの問題ではありません。

今後も噛みつく問題が多くなれば法的に飼い主の規制も強化されるかも知れません。

今は簡単に入手できる犬でも、将来は飼育の許可制となり面倒な手続きを行わなくては認可が下りないといったケースもでてきそうです。

もちろん飼育環境の規制だけではなく、噛みつき事故の罰則なども厳しく規定されるかもしれません。

被害者の賠償も義務付けられるのは必須です。

そうなれば気楽にペットを飼うという楽しみも簡単ではなくなってしまいます。

そのような事が無いよう飼い主が自覚を持つ必要があるのです。

犬の噛みつき事故になりやすい条件

犬の噛みつき事故の多くは、飼い主の不適切な犬の管理から起こる場合が多いと言えます。

例えば私も以前犬に噛まれそうになった事がありますが、その犬は遠くで飼い主といっしょに散歩していた犬でした。

その犬が突然飼い主の呼び戻す声も無視して自転車に乗っていた私の方に駆け寄ってきて噛みつこうとしました。

幸い飼い主が追いついて犬を押さえたので事故にはなりませんでしたが、それでも私が慌てて転んで事故を起こす場合だってあるのです。

その時は飼い主が丁寧に謝ってくれ、目の前で犬を叱りつけてくれましたので無事おわりましたが、どうも何か後味の悪い気持ちが残りました。

犬をリードで繋いでおけばこのような事は未然に防止できたはずだろうと思ったからです。

未然に事故を防止する

このように犬の噛みつき事故は、犬の性格を良く知っている飼い主が正しく管理する事を怠ると発生しやすくなります。

犬は飼い主の前では大人しいやさしい犬に見えても闘争本能やテリトリー本能が発達している動物です。

外来者や弱者にとっては危険な存在になり得ます。

そのため一般に放し飼いは禁止されています。

番犬にしても逃げ出さないよう飼い主が管理できる範囲で飼育しなくてはいけません。

また、何も知らない外来者のために番犬の存在を喚起する工夫を行わなくてはいけません。

噛みつき事故は全て飼い主の管理責任である事をよく知っておきましょう。

噛みつき犬への対策

次に噛みつきやすい犬をどうやって知れば良いのか考えてみたいと思います。

前述の例のように主人がいても噛みついてくる犬がいるのは犬の防衛本能が強く現れるのが主な原因です。

逆にいうと、もし主人がいなければ攻撃しない犬もいます。

犬の方では主人に良いところを見せようと張りきって守っている場合があります。

このような性格の犬を飼う場合には、日頃から飼い主は他人に対して犬が攻撃するのを好まないという気持ちを犬に理解させる必要があります。

そこで他人に対して少しでも攻撃的な態度(うなる、吠える等)をみせたときには毅然とした態度で注意してください。

また、犬には本来闘争本能がありますので周囲の動くものに注意をとられやすく夢中になる特徴があります。

相手との力関係を分析する能力にも長け犬に対して恐怖心を持った人間の気持ちなども感じとる能力もあります。

そこで近づいてくる犬から逃げようとしたりすると噛まれたりするものです。

このような場合にも犬を良く観察してみますと、尻尾を振りながら近づいてくる犬とそうでない犬がいます。

尻尾を振りながら寄ってくる犬は好奇心からであって攻撃のためではありませんので逃げない方が良いでしょう。

犬が嫌いでもむやみに威嚇などしない方が賢明です。

無視するのが一番安全です。

ところが最初から攻撃体制で走りよって来る犬の場合は激しく吠えたりうなったりしながら近づいてきます。

このような場合はもっとも危険で逃げた方が賢明です。

しかし逃げても追いつかれて噛まれるという事が多いものです。

こういう場合には逆に犬の目を見据えて自分の方が強いのだと伝えてみるのも良いでしょう。

怒鳴ったり何か大きな音をたてて驚かすという方法もありますが、

夢中になっている犬には何も効果が無い場合が多く時と場合によって噛まれてしまう時もあります。

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犬の噛む習性はしつけで変わる?

犬がものを噛むという行為は犬本来の自然な行動です。

犬がものを噛めないようになれば、犬の生活そのものが成り立たないのです。

人間であれば手と同じような役割(持つ、調べる、運ぶ等)も犬であれば噛むという行動で充足させるのです。

このように犬が噛むという行動をみせる時は犬がもっとも自然な状態で犬にとっていちばんやりやすい行動であるからです。

つまり習性と考えて良いでしょう。

ところで犬の「噛む」という行動は習性として認められるほど生活に根ざしているために、

犬の感情などの心理状態によって「噛む」という行動に移行しやすいという特徴があります。

怒った時に思わず手をあげる人間があるように、犬も怒った時にはまず噛みつく姿勢をとる犬も少なくありません。

犬が噛むのは必然的

こういった犬の「攻撃的な噛みつき行動」は本当は自然なもので自然の中では不可欠なものではありますが、

ペットとしての飼い犬の場合には飼い主や他人に怪我を与える危険性があり好ましくないものです。

また、犬のこういった攻撃性を逆に利用した番犬やセキュリティ犬、

狩猟犬なども必要なのですが攻撃を加える対象を良く選択するように訓練されていなければやはり危険な存在であることにかわりありません。

犬が人を噛まないわけ

ではどうしてペットの犬がこれほどまでに人間の生活に溶け込む事が可能だったのでしょう。

それは人間が「犬のしつけ」をすることができるからです。

人間は犬だけではなく多くの動物を飼いならす事ができます。

これは人間が動物の習性を理解して、飼育する目的でコントロールする事ができるからです。

特に犬の場合は既に有史以前から人間とともに生活していたようで、私たちとの関わりも大変深いものがあります。

私たちは犬を飼いならすという言葉を用いますが、

ある説によれば犬が人間を馴らしてこれまでのようなペット文化を築いたのだという説まであるほどです。

今日の犬と人間の関係においては、長い年月で培われた文化やノウハウがあります。

さらに、人間も犬もそのような伝統を学習できる能力が備わっています。

噛み癖のしつけの必要性について

犬の噛み癖問題においても良い解決法が存在しています。

但し学ばなければ良い関係は生まれません。

もし、犬を初めて飼育する人ならば犬の正しいしつけや飼いかたを勉強する必要があるのはこのためです。

そして犬の場合も勉強する機会は与えられています。

普通は子犬が生まれてすぐに母親や兄弟、仲間の行動を観察してある程度の学習が行われています。

最近は生まれて生後間もなく母親から離され人工的に飼育された子犬が多くなりました。

こういった「世間知らずの犬」は得てして初心者の飼い主などの誤った飼育で容易に「噛みつき癖」を持ちやすいと考えられています。

犬を飼育しようと思う前にまず留意しておきたい事として覚えておくと良いでしょう。

ちなみに小さな子どもにペットとして犬を与えるのであれば、犬のしつけに関して保護者が責任を持つ必要があります。

犬の心と噛み癖の付き合い方

犬が噛みつくという問題には、しつけや訓練では難しい場合もあります。

その代表的な例が「犬の精神疾患」による攻撃性のある噛み癖です。

犬の行動や制御を伴う脳に何らかの異常があるために激しい攻撃性のある行動に出る犬もあります。

脳の異常は他の内分泌系の疾患からも発症しますし、心理的なストレスにより引き起こされる場合もあるのは人間と変わりありません。

感染症(狂犬病や発熱、ジステンバー)などで脳機能が破壊される場合などもあります。

感染症に関しては最近は予防接種や野犬の駆除等が功を奏しほとんど見られる事はなくなりましたが、逆に多く見られるようになった疾患として「犬のノイローゼ」のような心理疾患が増加傾向にあります。

犬の心理的な病気

犬の心理疾患も人間と同じように複雑(あるいは人間以上に)で最近は多くの研究結果も報告されてはいますが、治療の難しいであると考えられています。

先天的な脳の異常や病的なものでなくても、飼育環境や人間との関わりを通して心理状態が悪化していく犬のケースも多く、その大きな理由として親犬からすぐに離されてしまう子犬の早期販売形態や室内犬などの孤独な環境が影響しているのではないかと考えられています。

また、ごく最近浮上してきた問題として「ペットフード」などに含まれる有害物質の影響を心配する動きもあります。

昔は犬に与えるエサは人間の残飯などが多く、そのようなエサに適応してきた犬ですが最近ではペットフードだけで飼育するケースも多くなり、それだけに自然食では考えられない添加物混入の危険性なども考える必要がある時代です。

犬の内分泌系のバランスを乱す環境ホルモンなどが与える犬への健康問題はまだ研究が始まったばかりではありますが、エサの偏った栄養から脳疾患へ移行するケースもあるのかも知れません。

また、実際に肥満犬が増加している事は事実ですし、運動不足からくる心理的なストレスなども忘れてはいけないでしょう。

犬の攻撃性をもたらす病気

犬が噛みついてくる問題の多くは犬の心の病気が関わっているという研究者もいます。

このような犬の心の病気には以下のようないくつかのパターンがあります。

支配性攻撃性
飼い主を見下したりするわがままな性格の犬に多く見られる精神疾患です。

支配欲が異常に強くあらわれて攻撃性のある行動が頻繁に見られます。

遺伝性の脳内物質異常が関係していると考えられ典型的な脳疾患である場合が多いものです。

恐怖攻撃性
母犬を知らずに育った子犬や他の犬や人間との接触が少ない犬に見られる症状です。病的な恐怖心が増長し攻撃性となってあらわれます。

防衛攻撃性
防衛本能が強いために接触する他の動物に対して攻撃性があらわれます。精神疾患の場合は目を合わせたり動いただけで噛まれる場合もあります。

子犬の場合は普通に見られる行動と似ていますが、成長してもいつまでも続く場合には根気よく治療をする必要があります。

ストレス性攻撃性
ストレスが重度に重なる環境にさらされた犬は不安で神経質な性格になりやすく、症状が進行すると意味不明な行動を頻繁に行うようになります。

こういった疾患を持つ犬は前兆もなくいきなり噛みついたりしますので治療も難しいと考えられています。

心の病気になった犬を飼う場合

犬を含めて動物を飼育するというのは難しい。言い方を変えれば犬と苦楽を共にする覚悟が必要であるというのは大げさではありません。

不運にも心身疾患を伴う攻撃性を持った犬を飼育しなくてはならない可能性も充分に考えられるわけです。

訓練やしつけでは治療できない犬も当然いると思います。

そのような時、飼い主はどのような判断を迫られるでしょうか。

問題のある犬は早速処分して、新しい良い犬を手に入れるという考え方をお持ちであれば、初めから犬を飼わない方が良いのかも知れません。

子犬が甘噛みするのは普通のこと?!

子犬の甘噛みという言葉を聞いた事がありますでしょうか。

甘噛みは噛むのでもなく咥えるのでもなく軽く噛みつく行為と一般に言われます。

ところが子犬の甘噛みはとにかく頻繁にそして力も加減がわからずに本当に痛いほど噛んでくる場合もありますので困りものです。

子犬の甘噛みとは

子犬の甘噛みといっても室内犬などではソファーや家具、衣服などかまわずに噛んでボロボロにしてしまう厄介な習性です。

どうして子犬は甘噛みをするのといえばそれが習性だからです。

子犬は人間の赤ちゃんがなんでも手で触れてみるように噛んでものの性質を学習しているのです。

もちろん犬が勉強しようと考えてやっているわけではなく、遊びや好奇心から噛んでみるといった状態が正しいでしょう。

ソファーなどは表がボロボロになって中からスポンジが出てくるとそれがまたおもしろいのでとことんやってしまうのですね。

ネットでも飼い主が帰宅したら家中の本を噛み切ってその中でぐっすり寝ていたという犬がいました。

子犬の甘噛みは仕方の無い事ですが、ペットである以上止めさせなくてはいけません。

特に人間を噛む行為は絶対にいけないということは早いうちからしつける必要があります。

甘噛みのしつけはネットで調べるといろいろな方法(遊びを中止、その都度制止、苦い味を用いるなど)がありますが、要はできるだけ叱ったり体罰を与えるような事を避けて噛んでよいものと悪い物を覚えてもらうようにすることです。

甘噛みのしつけの注意点

子犬の甘噛みのしつけでは、子犬に恐怖を与えたり苦痛をあたえるしつけは行うべきではありません。

子犬の時に与えられた恐怖感は一生犬の記憶に残ります。恐怖感は犬の性格にも強く反映され一生オドオドとした犬になってしまう心配もあるのです。

オススメの方法

子犬の甘噛みを上手にしつける方法としてオススメできるのは遊びの時間を利用する事でしょう。

これは遊んでいて噛みついてきたら、そこで遊びをやめて無視するようにします。

もっと遊んでちょうだいとじゃれついてきても無視してしばらく突き放します。

この方法のメリットは子犬に恐怖感を与えずむしろ孤独感に訴えることにより学習を促す点です。

このようにすると子犬はどうして遊んでくれないのか考えて学習するのです。

子犬の能力や性格によってはやく学習する場合もあればいつまでも覚えない子もいるでしょうが、噛み癖のしつけは犬の生涯にわたる重要な要素ですから根気よく付き合ってあげてください。

しつけのテクニック

もし子犬が既に「マテやヨシ」といった基本のしつけを学習している場合には、遊びを続けながら噛みそうになったときには「マテ」といった具合に制止してあげると良いでしょう。

子犬が素直に噛むのをやめたら、優しく撫でてあげて遊びを続行すれば良いのです。

このような「マテ・ヨシ」方式のしつけでは、飼い主の指示に従ったときは褒美を逆らった時には罰を与える(しつけ理論における強化と弱化)の原則を利用します。

例えばマテに従った時は撫でたり褒めたりおやつをあげるなどが有効です。

反対に逆らう場合はマズルを強く押さえる(体罰というよりは驚かす目的です)などの罰を与えます。

もちろん罰を与えた後に言うことを聞くときは必ず褒美を忘れないでください。

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