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噛む犬をしつけないと大変なことに

犬の心と噛み癖の付き合い方

犬が噛みつくという問題には、しつけや訓練では難しい場合もあります。

その代表的な例が「犬の精神疾患」による攻撃性のある噛み癖です。

犬の行動や制御を伴う脳に何らかの異常があるために激しい攻撃性のある行動に出る犬もあります。

脳の異常は他の内分泌系の疾患からも発症しますし、心理的なストレスにより引き起こされる場合もあるのは人間と変わりありません。

感染症(狂犬病や発熱、ジステンバー)などで脳機能が破壊される場合などもあります。

感染症に関しては最近は予防接種や野犬の駆除等が功を奏しほとんど見られる事はなくなりましたが、逆に多く見られるようになった疾患として「犬のノイローゼ」のような心理疾患が増加傾向にあります。

犬の心理的な病気

犬の心理疾患も人間と同じように複雑(あるいは人間以上に)で最近は多くの研究結果も報告されてはいますが、治療の難しいであると考えられています。

先天的な脳の異常や病的なものでなくても、飼育環境や人間との関わりを通して心理状態が悪化していく犬のケースも多く、その大きな理由として親犬からすぐに離されてしまう子犬の早期販売形態や室内犬などの孤独な環境が影響しているのではないかと考えられています。

また、ごく最近浮上してきた問題として「ペットフード」などに含まれる有害物質の影響を心配する動きもあります。

昔は犬に与えるエサは人間の残飯などが多く、そのようなエサに適応してきた犬ですが最近ではペットフードだけで飼育するケースも多くなり、それだけに自然食では考えられない添加物混入の危険性なども考える必要がある時代です。

犬の内分泌系のバランスを乱す環境ホルモンなどが与える犬への健康問題はまだ研究が始まったばかりではありますが、エサの偏った栄養から脳疾患へ移行するケースもあるのかも知れません。

また、実際に肥満犬が増加している事は事実ですし、運動不足からくる心理的なストレスなども忘れてはいけないでしょう。

犬の攻撃性をもたらす病気

犬が噛みついてくる問題の多くは犬の心の病気が関わっているという研究者もいます。

このような犬の心の病気には以下のようないくつかのパターンがあります。

支配性攻撃性
飼い主を見下したりするわがままな性格の犬に多く見られる精神疾患です。

支配欲が異常に強くあらわれて攻撃性のある行動が頻繁に見られます。

遺伝性の脳内物質異常が関係していると考えられ典型的な脳疾患である場合が多いものです。

恐怖攻撃性
母犬を知らずに育った子犬や他の犬や人間との接触が少ない犬に見られる症状です。病的な恐怖心が増長し攻撃性となってあらわれます。

防衛攻撃性
防衛本能が強いために接触する他の動物に対して攻撃性があらわれます。精神疾患の場合は目を合わせたり動いただけで噛まれる場合もあります。

子犬の場合は普通に見られる行動と似ていますが、成長してもいつまでも続く場合には根気よく治療をする必要があります。

ストレス性攻撃性
ストレスが重度に重なる環境にさらされた犬は不安で神経質な性格になりやすく、症状が進行すると意味不明な行動を頻繁に行うようになります。

こういった疾患を持つ犬は前兆もなくいきなり噛みついたりしますので治療も難しいと考えられています。

心の病気になった犬を飼う場合

犬を含めて動物を飼育するというのは難しい。言い方を変えれば犬と苦楽を共にする覚悟が必要であるというのは大げさではありません。

不運にも心身疾患を伴う攻撃性を持った犬を飼育しなくてはならない可能性も充分に考えられるわけです。

訓練やしつけでは治療できない犬も当然いると思います。

そのような時、飼い主はどのような判断を迫られるでしょうか。

問題のある犬は早速処分して、新しい良い犬を手に入れるという考え方をお持ちであれば、初めから犬を飼わない方が良いのかも知れません。

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