menu

噛む犬をしつけないと大変なことに

犬の噛み癖や性格は飼い主の「愛情」と「知識」で変わる!?

飼い主の愛情と知識で変わる犬の噛み癖や性格

犬の性格は飼い主や環境にも左右される

「この犬はやさしい性格だから噛んだりしないよ!」と思っていますか?

やさしい性格の犬でも、自分を守る為家族を守る為に噛むことがあります。それは飼い主が意図しない事で噛むとも言えます。

犬自身が危険だと感じた途端に噛むことは普通の事で、例え人間側が可愛いから頭を撫でようと思って近づいても、犬自身にしてみれば危険だと感じることもあるのです。

これは「性格がやさしいから」や「気性が激しいから」だけでは、判断しにくい事でもあるのです。

犬はぞれぞれで、危険の感じ方、気に入らない物が違ってきます。その中で危険を感じるシチュエーションもそれぞれで違います。

犬の性格で対応が変わってくる

犬は条件によっては反射的に防御する必要性から噛みつく場合もありますが、学習によってこのような反射行動さえも自制する能力を持っています。

そして人間も個人によって自制心が強い人とそうでも無い人がいるように、犬にも個体差があります。

例えば「臆病な性格の犬」は、良く吠えたりします。これは恐怖から逃れる為、警告の意味もあり吠えるのです。それでも近づいてくる人間等に対しては敵だと判断し噛みつく事になるのです。

臆病な犬の場合、人間は敵で無いという事を教えてあげる事と、「安心しても大丈夫!」という事を学習させる必要があるのです。

反対に「気性が激しい犬」という場合には、これもある意味臆病な部分の性格とも言えますが、全ての人間や対象物を敵だと思っているか、ストレスの発散のために噛みつく傾向があります。

この場合、ストレスを発散させる必要がある事と、むやみに人や物に噛みつくのはダメだという事を学習させる必要があります。

こういった犬の性格や何に反応して噛みつくのかを飼い主が理解し対応していくことが大切なのです。

犬の性格が形成される要因

犬にも人間と同じように個体差があり、それぞれ性格に違いがあります。性格には、先天的なものつまり遺伝的な性格と、産まれた環境や育った環境による後天的な要因で形成されます。

後天的な要素で、例えば厳しい環境で虐待をされて育ったような場合、人間を怖がり臆病でありながら攻撃的な性格になる事があります。

反対に、穏やかに成長した犬の場合、人間をあまり恐れる事も無く安心しているため、落ち着いている犬という性格になります。

また、犬種によって温厚な種があったり攻撃的な種があるのも事実ですが、出産後の周囲の環境によって大きく性格は変わってくるものです。

気の荒い犬でもやさしい飼い主に飼われるうちに優しくなる話もあるのです。

飼主や人間側の行動によって犬が変わる?!

犬に噛み癖がついてしまうのは「飼主のしつけ」が悪いからだけではありません。人間の行動が原因で噛みつく犬もいるという事を理解しなければなりません。

犬が噛むには正当な理由がある?

動物である犬の側から見ると、「理由もなく人を噛むような事はない」という事がいえます。

人間は趣味や道楽のように生存とは直接関係ない行動を取ることがありますが、動物である犬はほとんどの場合、そのような行動は取らないからです。

欧州のある大学の研究によると、犬が人間の顔面に噛みつくという事故の直前には、人間側が必ず「ある行動」をしていたことが判明しました。

その行動とは、「人間が犬の上にかがんで顔を近づけた」、「犬の口元に人間が顔を近づけた」、「人間が犬に顔を近づけて目を見つめた」というものです。

こうした行動を取った人間の6割超は子供で、残りが成人という割合になっています。

子供にはありがちな行動ですが、上記のような特定の行動を取ると犬に噛みつかれやすいという調査結果が出ているのです。

犬が噛みつくセオリー?!

犬は人間と違って論理的に言い聞かせても、飼主の思い通りの行動を取らせることはできません。理論が通用しないという点では乳幼児と似た部分があるのです。

ただし犬側にも人間が○○という行動を取ると攻撃するというセオリーがあります。

飼主側はそのセオリーを理解したうえで、人間を噛まない犬、噛み癖のない犬を育てていかなければなりません。犬が噛んだからといって突然叱ったり、こんな犬はダメだと判断してしまうようでは解決には至らないでしょう。

愛犬に噛み癖をつけないためには、まず人間側が犬のセオリーを理解し、「○○という行動を取ったら噛まれる」と認識することが重要です。

ほかにも犬が人間を噛む理由として、恐怖心によるもの、母性によるもの、遊び心によるもの、病気やケガの痛みによるもの、防御のためのもの、縄張り意識によるものなどが挙げられます。

いずれも犬にしてみれば当然の行動となるので、犬のセオリーを尊重したうえでしつけをしていく必要があるのです。

犬のしつけ方の本質を知る必要がある!

犬が噛んだ!という行動をすると飼い主は、この犬は噛みつくので訓練・しつけを行わなくてはいけないと思い、いきなり巷に溢れているしつけの解説書や訓練のハウツーものを勉強するという方が多いのです。

ですが、肝心の犬への理解が疎かになっていたのでは上手くいかない事が多いものです。

噛みついてくる犬に対して叱ったり体罰を与えて噛みつかないようにする方法でも噛みつき行動は治まる事もあるのですが、これは恐怖心から一時的に噛まないようになっているだけで、条件が変われば噛んでくるといった場合もあります。

例えば、飼い主には大人しい犬が、赤ちゃんや弱いと感じた女性などに対して噛みつくといった場合などがあります。

これは、この犬がなぜ噛むのかを十分に理解していないのが問題となります。恐怖で噛んでいるのか、好奇心で噛んでいるのかその犬の性格や学習している内容によって違ってくるのです。

噛まない為のしつけ方法は沢山ありますが、その犬の性格に合った方法を飼い主が選ぶ必要があるのがポイントなのです。

噛み犬のしつけに必要な事

犬の噛みつき行動を正しくしつける為には正しい犬への理解と愛情が欠かせません。そのためには犬の立場にたった気持ちになれる飼い主が適しています。

犬の気持ちを理解するといってもこれはなかなか難しい事で、「犬は我が家の一員」「犬は唯一の友達」という表現も良く使われますが、犬と人間は例え強い絆で結ばれたとしても本来別種の動物です。

違う動物ですから共通点もあれば異なる点もあるのが当然です。

このようなあたりまえの事実を忘れて人間の愛情感だけで世話をするだけでは本当に犬の気持ちを理解する事にはならないのです。

「犬は飼い主に似る!」は環境としつけに影響される

犬の性格は飼い主の性格を反映している場合もあるというのは事実です。これは、環境はもちろん飼い主の性格がしつけに反映されるからなのです。

ただ、一概には言えない部分もあるのも事実です。

同じ「優しい飼い主」であっても、犬を理解している知識のあるやさしい飼い主と、犬を理解していない知識の無いやさしい飼い主では大きく違ってくるのです。

犬を「可愛がる」事と「甘やかす」事は同じように感じる方もいますが、実際にはかなり違うものとなります。

飼い主にとって重要な事は、「愛情」をもつ事はもちろんですが、犬への理解と知識(しつけ方等)をもつ事が大切なのです。

犬に学習させるという事はイコール飼い主も学習するという事を覚えておきましょう。

関連記事