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噛む犬をしつけないと大変なことに

犬が人を噛んだ時の損害賠償!何の費用?金額は?

人を噛んだ時の損害賠償

飼い犬に噛み癖がある場合、人を噛んで怪我をさせるリスクがあります。

その際に、噛まれた相手から損害賠償金を請求される事もあります。我が家の愛犬だけは大丈夫と信じていても、状況次第では赤の他人に噛みついてトラブルを起こす可能性もあるのです。

このようなトラブルで損害賠償を請求されたという飼主も存在しているので、事前にどんなものがあるのか一度チェックしておいた方が良いでしょう。

飼主の管理責任を問われる!?

犬の飼主には「管理責任」というものがあります。民法では動物の飼主は他人に損害を与えたら、それを賠償する責任があると定めています。

つまり、愛犬が誰かに噛みついてケガをさせた場合、動物の所有者である飼主は損害賠償をする責任があるわけです。

これは相手に怪我をさせた場合だけでなく、他人の所有物を破損させたり汚してしまった場合でも同様です。

例えば、近所の人を噛んでしまったことはもちろん、近所の家の庭に入り、植木や盆栽といったものを壊したり、他人の敷地内で糞やおしっこをして汚してしまった場合も同じことです。

飼主が刑罰を受けた例もある

飼い犬が人を襲って噛みつき、負傷や死亡に至ったために飼主が刑罰を受けたというケースもあります。その飼主は仕事中に犬を放し飼いにしていたところ、犬が幼児を襲って1人が死亡、もう1人が負傷というケースです。

裁判で飼主は重過失(重大な過失)を犯したと判断され、「重過失傷害罪」に問われる結果となりました。

飼主が刑罰を科せられたからといって、幼児たちのご両親や家族の気持ちは癒されないわけですから取り返しの付かない過失としか言いようがないでしょう。

損害賠償の内容

よくある損害賠償の内訳

犬が他人を噛んでケガなどの損害を与えてしまったら、損害賠償などを請求される可能性が出てきます。

請求される可能性がある損害賠償
(1)怪我の治療費
(2)治療中に仕事を休んだ休業損害費
(3)肉体的・精神的な苦痛を受けたことに対する慰謝料

治療費 ・病院での診察や治療費
・数回に別けて治療を行う場合の費用
・将来的に手術が必要であればその費用
休業損害費 ・その人が普段仕事をしていた場合に貰えるハズだった給料
・怪我の治療が長引けばその分の日当も含む
・主婦であっても動けなくなって被った被害を金額に換算
慰謝料 ・肉体的、精神的な苦痛を受けた事に対する慰謝料
・衣類が破損していればその費用

上記は犬が人を噛んだ場合の例ですが、犬が犬を噛んでケガをさせて賠償請求されるケースもあります。このケースで請求される可能性があるのは相手の犬の治療費です。

もし相手の犬が噛まれたことが原因で亡くなった場合は、家族同様の愛犬をケガさせた精神的な苦痛に対する慰謝料を請求される可能性も出てきます。

賠償金額の目安はいくら?

ある損保会社の調査によると、犬が人に噛みついたことが原因で支払われる賠償金の平均額は10万円程度となっています。

これはあくまで平均的な金額で、過去には5000万円を超える賠償金を請求された例もあります。

犬に噛みつかれただけで5000万円と驚く人もいるかもしれませんが、この例では犬が相手の女性に襲いかかったために転倒して死亡したというケースです。

飼い犬が別の犬に噛みついたことで相手の犬が亡くなり、精神的苦痛の慰謝料として400万円近い損害賠償金を請求されたという例も見られています。

犬種による賠償金額の違い

犬の対人トラブルでは犬種の違いによる賠償金高の差も出て来ています。

よく飼主に忠実といわれる秋田犬は噛みつきなどの対人トラブルが少なく、ある調査ではトラブル件数がゼロで賠償金もゼロ円という結果になっています。

対人トラブルで件数が多いのが柴犬で、平均賠償金は3.7万円となっています。柴犬が噛み付きやすい犬種なのかと言われればそうでもありませんが、柴犬を飼っている人が総合的に多い事でトラブル件数が多くなっているようです。

件数と比較して賠償金額が大きいのがやはり大型犬で、ゴールデン・レトリーバーはトラブル件数7件に対して賠償金の平均は11.6万円、ボーダー・コリーは6件の平均が8.6万円となっていました。

反対に小型犬での賠償金額は小さくなりミニチュアダックスフンドはトラブル件数18件に対して平均3.4万円、トイプードルは12件に対して平均5.8万円となります。

大型犬はトラブル件数は少ないものの賠償金は高め、小型犬は賠償金は低めだがトラブル件数が多いという事になります。

噛んでからでは遅い!犬が噛まない対策を!

犬が人を噛むと相手によっては高額な損害賠償請求が来る可能性もあります。これは相手側の考え方等によっても変わってきますが、「取れるものは取っておこう!」のような考え方もあれば、「噛まれた時の飼い主の対応が悪い事に怒りを覚えた」というような場合もあります。

また、弁護士を立てて損害賠償を請求してくる場合もあり、飼い犬が人を噛むとこのようなリスクがあるという事は覚えておきましょう。

ご近所さんで普段は仲が良くても、犬の噛み付き問題からそれ以降の付き合いが悪くなるという事もあります。相手によっては「お金さえ払えば解決するわけではない」という考え方の人も出てくるので、犬が噛んでしまってからの対処ではいろいろと面倒な事が多いという事です。

ですので、根本的な対策(犬が噛まないような対策)がとても大事だということなのです。

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